Sophie Moran

独特なパターンと釉薬の変化に惹かれ製作をお願いしたオーストラリアを拠点とし活動する陶芸家、Sophie Moran。学生時代に人文学を学んだ後、人との繋がりや自己の哲学について探究する上で別のアプローチを模索しているうちに陶芸に出会いその奥深さに惹かれていきました。自分の思考や価値観を表現できる感覚的な側面にあわせ、日々使用する物として実装させる機能面など実用的な側面を併せ持つ器を介し自身への理解を深めるプロセスを歩んでいるそうです。

sophiemoran

鉄分を多く含む土に加えテクスチャーを出すために地元オーストラリアで採れる石器粘土を混ぜ合わせ、一つずつ轆轤で形成しています。そこにマット質な釉薬でパターンを描き、軽く釉薬を削ぎ落としながらラインを描き入れた後焼成することで彼女特有の美しいパターンが完成します。

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釉薬が溶け合い生まれた奥行きを感じる色のレイヤーに描かれたキリッとしたラインがアクセントとなり、遠目に見ても魅力的な器となっています。近年オーストラリアでも陶芸は非常に人気で、手作りの物の価値や創造性への理解も深まり陶芸が人や社会地域をつなぐ架け橋となっているようです。今回が初めて日本のショップでのお取り扱いとなりますので是非ご覧ください。

〜Sophieからのメッセージ〜
日本の皆さんに私の作品が紹介されていることを光栄に思います。この工芸品が作り手から新しい家庭へと旅する様子を想像すると嬉しいです。作品が持つ優しさの精神が、それを使うすべての人々に伝わることを願っています。

オンライン千駄ヶ谷店