2025年 11月 07日
2025/11/07 - Enkel -
美しい釉の世界観の中に、どこか温かさと素朴さを感じさせるEnkelの器たち。
GENERAL FURNISHINGS & CO.では、今回が初めてのお取り扱いです。
制作の背景や作品に込められた想いについて、室伏さんにお話を伺いました。
About
Enkelは、スウェーデン語で「普通でちょうど良い」という意味です。日々の暮らしにそっと寄り添う存在でありたい――そんな願いを込めて器が作られています。室伏さんは以前、住宅設計の仕事に携わっていました。空間をつくる過程で、そこに置かれる色や素材が、住む人の気持ちや時間の流れに大きく影響することを、日々の仕事を通して実感したといいます。その経験が、現在の「色」を大切にした器づくりへとつながっています。

Q. 陶芸を始められたきっかけを教えてください
前職で住宅の設計をしていたこともあり、インテリアや住空間にとても興味がありました。空間における「色」が人の心に与える影響を強く感じていました。陶芸に出会ったことで、自分が生み出した色が「日常の中で使われる」ことに感動し、独立を決めました。今は「暮らしに彩りを」という想いを大切に、日々の食卓が少し明るくなるような器づくりを目指しています。

Q. 器づくりで大切にしていることや意識していることはありますか?
日常使いできる軽さと使いやすさ、そして料理を引き立てる色合いを心がけています。電子レンジや食洗機にも対応し、実用性を備えつつ「特別感のある器」を目指しています。

Q. Enkelの特徴でもある釉薬について教えてください。
私にとって釉薬は「感情や記憶を映す色」です。自然の景色や季節の色をモチーフにしながら、使う人の暮らしが少し楽しくなるような色合いを探しています。
料理を引き立て、テーブルの空気をやわらかく変え、使う人の気分までそっと整えてくれるEnkelの器。店頭とオンラインショップでご用意しておりますので、ぜひご覧ください。
・オンラインショップ
・千駄ヶ谷店