2026年 2月 21日
2026/02/21 - 長塚正平 -
長塚さんの器は端正でありながらどこかやわらかく、凛とした佇まいのなかに確かな温もりを感じさせます。その静かな存在感は、日々誠実に土と向き合い続けてきた時間の積み重ねから生まれたもの。器に触れた瞬間その確かさが手のひらを通して穏やかに伝わってきます。
私たちが長塚さんの器に惹かれたのは、その静かな強さと日常に自然と溶け込む品格でした。
主張しすぎることなくそれでいて確かな存在感を持ち、使い手の暮らしの中でゆっくりと育っていく器。その在り方が、私たちの考える「長く使い続けたいもの」と重なりました。
制作の中心となるのは、釉薬を使わない高温で焼成する焼き締めという技法。ある程度の色を思い描きながら窯を焚きますが、最終的な表情は温度や土、そして時間に委ねられます。自然のゆらぎを受け止めながらも形はどこまでも丁寧にまっすぐに保たれ、その均衡のなかに長塚さんならではの静かな緊張感と美しさが宿ります。
ストイックなまでに削ぎ落とされた造形と土本来のポテンシャルを活かした器は使い込むほどに少しずつ表情を深め時間とともに豊かさを増していきます。意志と自然、その両方を抱きとめながら生まれる長塚さんの器は使い手の時間とともに育っていく器です。
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