2026/07/07 - Lisa Rizell -

スウェーデンから、新しくLisa Rizell(リサ・リゼル)の作品が届きました。日本では今回が初めてのお取り扱いとなります。作品をご紹介するにあたり、陶芸を始めたきっかけや、日々の制作で大切にしていることについて、彼女に伺いました。

Lisa Rizell

About

スウェーデン最南部・スコーネ地方の都市マルメを拠点に活動する陶芸家、リサ・リゼル。陶芸を中心に制作を行う傍ら、プリントメーカーとしても活動しています。土という素材に魅了され、絵を描くこと、デザインすること、そして手を動かして形を生み出すことを大切に制作を続けています。日々の暮らしや身近な風景、人との関わりから着想を得て、その瞬間に生まれる直感を大切にしながら、一つひとつの作品を形にしています。

Q. 陶芸を始めたきっかけは何ですか?

昔から、土を使ってものを作ることに自然と惹かれていました。土という素材には私を魅了する何かがあって、ただ触れて、手を動かしたくなるんです。 陶芸は、私のさまざまな興味をひとつにできるところも魅力です。絵を描くこと、デザインすること、そして人類の歴史に深く根付いた工芸を通して、自分の手でものを作ること。そのすべてを組み合わせることができます。

Q. 制作する上で、最も大切にしていることは何ですか?

私の制作において最も大切なのは、おそらく自分の直感に従うことです。アイデアはふと浮かんでは、同じくらいの速さで消えていくことが多いので、その中でも特別だと感じたものを逃さないようにしています。日々の暮らしや身の回りの風景、そして周りにいる人々が、私にとって何よりも大きなインスピレーションの源です。

Q. 制作工程の中で、どの作業が一番好きですか?

とても難しい質問ですね!頭の中にあるアイデアが、土を通して少しずつ形になり、ひとつの作品として完成していく過程には大きな喜びがあり、だからこそ制作のすべての工程を楽しんでいます。でも、やはり一番好きなのは、焼成前のやわらかな土に直接触れ、自分の手で形を作っていく時間です。

Q. 日本のお客様へメッセージをお願いします。

人々の日々の暮らしの中で使われるものを作れることは、私にとっていつまでも大きなインスピレーションです。自分の作品が、世界の反対側にいる誰かの暮らしの中で使われていると思うと、本当に素晴らしいことだと感じます。 私はよく、「カップが割れても悲しくない」と人に話します。それは、そのカップが誰かに使われ、手に取られてきたということだからです。私の作品のひとつが、皆さんの暮らしの中に迎えられたことを、とても嬉しく、ありがたく思っています。

暮らしの中で使われ、手に取る人とともに時間を重ねていく。リサの言葉からは、日々のための器を作ることへの温かな眼差しが感じられます。スウェーデンから遠く海を越えて届いた作品が、今度は日本の誰かの暮らしの一部となり、日々を重ねていく。そんな風に長く楽しんでいただけたら嬉しいです。