埼玉県所沢市、自然との距離が近い豊かな環境で作陶されている石川微睡によるテーブルウェア。風にゆらめくような軽やかな造形や淡い釉薬の色合いには彼女の日常に取り巻く自然の美しさが反映されています。フルーツやお菓子を載せたり、アクセサリーを置いたりトレイにしても映える足のついた器。溢れるように満開に咲いたお花のように、ひらひらと高低差のある美しい曲線で象られています。
【鼓草/つづみぐさ】
とある春に、思いがけずできあがった釉薬です。鼓草とは、たんぽぽの別名。柔らかな黄色の中に現れる細かな禾目が、小さな小さな花弁のように見えて、この名前を付けました。たんぽぽは、地中深くに根を張り、踏まれても負けない丈夫な茎を持ち、とても逞しい植物。自分の芯は一点に保ちながら、綿毛は軽やかに飛んで、どこまでも行ける。そんな、たんぽぽのような生き様に憧れます。
素材:陶器
サイズ:直径15×高さ7cm
※1〜2cmの個体差あり
生産国:日本
使用可否:電子レンジ○/食器洗浄機×/オーブン×
・ハンドメイドのためサイズや形状、釉薬のかかり方、色味などに個体差がございます。
・陶器はわずかに吸水性があり、使用していくうちに貫入や染みなどの表情があ現れることがございます。気になる場合はご使用前に目止め処理をお勧めいたします。
・急激な温度変化は破損の原因となりますので、電子レンジをご使用の際はご注意ください。
埼玉県所沢市の自然豊かな環境で作陶する石川微睡さん。以前は都内で会社員として働いていましたが、消費中心の生活に疑問を感じ、益子で陶芸を学ぶ道を選びました。彼女の作品には、幼い頃から触れてきた自然の美しさが反映されており、葉や石の形、川の流れなど、自然の要素がインスピレーションの源です。あえてムラや不安定さを残すことで生まれる釉薬の美しさを大切にしており、手にしっくりと馴染む柔らかな形を追求し、一つとして同じものがないよう心がけています。