1980年から2018年にかけてアメリカ各地のモーテル看板を撮影した作品です。スティーブ・フィッチはアメリカ西部の風景や、モーテルという独特な文化の象徴を捉えることで知られており、この写真集では車社会や郊外文化の変遷を描いています。看板のデザインや背景に広がる風景を通じて、アメリカの過去と現在、そして消えゆく文化への郷愁を表現しています。モーテル産業の衰退や地域ごとのデザインの多様性を記録しながら、アメリカの歴史的な記録としても、ノスタルジックなアート作品としても評価されています。
状態 : 大きな汚れや傷なし(古書)
ページ数:64ページ
サイズ:20.5×15.5cm (hardcover)
・店頭にて展示しているため美品のご指定は承りかねます。
スティーブ・フィッチ(Steve Fitch)は、アメリカ出身の写真家で、主にアメリカ西部の風景や文化をテーマに作品を発表してきました。1970年代から始まった彼のキャリアは、アメリカの広大な自然や地方の風景、特に消えゆくロードサイドの風景に焦点を当てています。代表作には、アメリカの国道沿いに点在する看板やドライブインシアターを撮影したシリーズがあり、そのノスタルジックな視点は、多くの人々にアメリカの過去と変わりゆく風景を思い起こさせます。彼の作品は、単なる風景写真ではなく、アメリカの歴史や文化への深い洞察を表現しており、国内外で高く評価されています。