デニムをコラージュした彫刻的な壁面作品で知られるアメリカ人アーティスト、ニック・ドイルの初作品集。自動販売機、タイプライター、タバコの箱など一見無害なビジュアルや、藍と綿といった素材は、アメリカの植民地主義と消費主義を物語るとともに、メディアが世界的な貿易システムに与える影響を探求し、現代の生活や視覚文化にしばしば見られる社会的・政治的な意図を考察・批評しています。
(見開きにサイン有り)
状態 : 大きな汚れや傷なし(古書)
ページ数:160ページ
サイズ:24.5×17.5cm (hardcover)
・店頭にて展示しているため美品のご指定は承りかねます。
ニック・ドイル(Nick Doyle)は、アメリカ出身のアーティストで、コラージュや彫刻を用いた独創的な作品で知られています。彼の作品は、アメリカの消費文化やアイデンティティ、労働に対する風刺的な視点を反映しており、特に広告や日常のオブジェクトを素材として取り入れることが特徴です。ドイルは、ブルーカラー労働やマスプロダクションに対する批評的な眼差しを通じて、現代社会の複雑な価値観を表現し、物質的な世界とその象徴的な意味に問いを投げかける作品を展開しています。