1980年代初頭に写真家として活動を始めたヨアキム・ブロームは、当時ヨーロッパでは珍しいカラー写真で日常風景を撮影していたドイツ人フォトグラファーです。本書には、彼がアメリカのウィリアム・エグルストンやロバート・アダムスの影響を受け、ドイツのルール地方にある35の物置小屋を「タイポロジー」スタイルでカラー撮影した初期作品が収録されています。一見無造作な風景を、ブロームは独自の視点でカラー写真に収め、日常の中に潜む美しさや意味を浮かび上がらせています。
ページ数:104ページ
サイズ:24×26cm
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ヨアキム・ブロームは1955年、ドイツのデュルケンで生まれました。現在はライプツィヒに在住し、活動しています。1993年からは、ライプツィヒ造形芸術大学(Hochschule für Grafik und Buchkunst Leipzig)の写真学教授を務めています。