アメリカ人アーティスト、アレクサンダー・コールダーの作品集で、2024年5月から9月に東京の「麻布台ヒルズ ギャラリー」で開催された展覧会に伴い刊行されました。35年ぶりとなる東京でのコールダー特化の展覧会で、彼の芸術がいかに日本の文化や美意識と共鳴してきたかを探る内容です。コールダー自身は日本を訪れたことがありませんが、その作品は多くの日本人芸術家や詩人に愛されてきました。本書はコールダー財団が所蔵する1930年代から1970年代の作品98点を収録し、モビールやスタビル、油彩画などをインスタレーション写真とともに紹介されています。
ページ数：184ページ
サイズ：22×27.5cm (hardcover)
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アレクサンダー・カルダー（1898-1976）はアメリカの彫刻家で、特に「モビール」の発明で知られます。彼の作品は、動きとバランスを組み合わせた彫刻が特徴で、風や空気の流れによって形が変化するモビールを生み出しました。また、彼の「スタビール」と呼ばれる固定彫刻も有名で、公共空間にも多く展示されています。絵画やジュエリーの制作にも取り組み、20世紀のモダンアートに大きな影響を与えた重要なアーティストです。
