キューバ系アメリカ人アーティスト、カルメン・ヘレーラの作品集です。長年にわたり、抽象的かつミニマルな表現を追求してきた作家の代表作や近作を収録しています。直線や輪郭の明快さの中に、手作業による繊細な塗りや豊かな色の広がりが感じられます。ディプティックやトリプティック形式の作品も紹介され、スタジオや自宅の様子、批評家ロバート・ストーによるエッセイも収められています。
ページ数:78ページ
サイズ:29×23.5cm (hardcover)
・店頭にて展示しているため美品のご指定は承りかねます。
カルメン・ヘレラは、1915年にキューバのハバナで生まれ、2022年に106歳で逝去した抽象画家です。1940年代から制作を続け、89歳で初めて作品を販売しました。ヘレラは、幾何学的な形と限られた色彩を用いたミニマルなスタイルで知られ、性別や国籍にとらわれず、自身を「ただの芸術家」と称していました。晩年まで創作を続け、その生涯は多くの人々にインスピレーションを与えました。