『DAY'S END』は、アメリカ現代美術の巨匠デイヴィッド・ハモンズによる、ニューヨーク・ハドソン川沿いの壮大なパブリック・アートを記録した一冊です。ゴードン・マッタ=クラークの伝説的作品へのオマージュとして構想され、空間と記憶に挑むようなスケールで実現された本作。その詩的で力強い構造物の背景や思想を、豊富な写真とテキストで紐解きます。都市とアートの交差点に生まれた静かで大胆なモニュメントを深く味わえる作品集です。
ページ数:180ページ
サイズ:17×24cm (hardcover)
・店頭にて展示しているため美品のご指定は承りかねます。
デイヴィッド・ハモンズは1943年アメリカ・イリノイ州生まれの現代美術家です。アフリカ系アメリカ人としての視点を軸に、人種、社会、権力構造を鋭く問いかける作品を制作してきました。廃材や日用品などを用いたインスタレーションやパフォーマンスが特徴で、美術館の制度や商業主義への批判的姿勢でも知られます。展示の場を選ばず、公共空間や都市の風景を作品の一部とする表現により、アメリカ現代美術の中で独自の地位を築いています。