アメリカのアーティスト、ピッパ・ガーナーのユーモアと批評精神に満ちた創作活動を紹介する一冊です。改造車、架空の発明、架空広告、そして自身の身体までも実験の対象とし、性別、消費、テクノロジーを軽やかに横断するガーナーの表現は、奇抜でありながら核心を突きます。1970年代から現在に至るまでの活動を網羅し、挑発的かつ自由な創造力に満ちた彼女の世界を体感できる魅力的な作品集です。
ページ数:312ページ
サイズ:24×33cm (softcover)
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ピッパ・ガーナーは1942年アメリカ生まれのアーティストで、ユーモアと風刺を効かせた発明やドローイング、文章、パフォーマンスで知られます。1960〜70年代には改造車や架空広告を発表し、消費社会やジェンダー規範、テクノロジーへの批評を展開しました。自身の性別移行も作品の一部として扱い、身体そのものを表現媒体としたことで注目を集めました。常識を軽やかに覆す独自のスタイルで、アートと社会の境界を問い続ける存在です。