アメリカの舞台演出家・ビジュアルアーティスト、ロバート・ウィルソンによる作品集。2025年にニューヨークのギャラリー「Raisonné」で開催された展覧会にあわせて刊行されました。演劇を視覚・言語・身体表現の総合芸術と捉える彼は、1960年代から舞台に「椅子」という特別な存在を登場させてきました。1969年から2011年にかけて上演された演目で使用された家具を収録し、木材、金属、ネオンなど多様な素材でつくられた椅子が、舞台上で俳優のような存在感を放ちます。
ページ数:152ページ
サイズ:23.5×30cm (hardcover)
・店頭にて展示しているため美品のご指定は承りかねます。
ロバート・ウィルソンは、アメリカ出身の舞台演出家・ビジュアルアーティストです。前衛的な演出と緻密に構成された舞台美術、照明、音響によって、視覚的に強い印象を残す作品を数多く手がけてきました。1960年代から活動を始め、演劇、オペラ、美術の垣根を越えて国際的に活躍。1993年にはヴェネツィア・ビエンナーレ金獅子賞を受賞、2023年には高松宮殿下記念世界文化賞も受賞するなど、その功績は高く評価されています。