アメリカ人写真家ウィリアム・エグルストンの作品集。カラー写真を芸術の領域へと導いた先駆者として知られるエグルストンが、1966年から1971年にかけてテネシー州メンフィスで撮影した正方形フォーマットの作品を収録。日常の断片を独自の視点と色彩感覚で捉えたこれらの写真は、モノクロからカラーへ転向した彼の表現の転換点を象徴しています。
ページ数:100ページ
サイズ:30×30cm (hardcover)
・店頭にて展示しているため美品のご指定は承りかねます。
ウィリアム・エグルストンは、アメリカ南部を拠点に活動する写真家で、カラー写真を芸術表現の領域に押し上げた先駆者として広く知られています。1960年代後半から、当時は商業用途が中心だったカラー写真を用い、アメリカ南部の日常や風景を独特の視点と鮮やかな色彩で捉えました。1976年にはニューヨーク近代美術館(MoMA)で初のカラー写真による個展が開催され、写真表現の歴史を大きく塗り替えるきっかけとなりました。