アメリカ人写真家、ニック・メイヤーによる作品集。作者の故郷であるマサチューセッツ州西部の製粉業の町を舞台に、産業の衰退と再生の狭間でもがく人々や風景を、私的な視点で丁寧に記録しています。静止しているかのように見える町に潜む葛藤や変化、オピオイド危機や経済不安といった重層的な問題を背景に、写真はこの「非場所」とも呼べる空間のリアリティと詩情をとらえ、社会的ドキュメントでありながらも神話的な深みを備えた一冊となっています。
ページ数:112ページ
サイズ:24×28cm (hardcover)
・店頭にて展示しているため美品のご指定は承りかねます。
ニック・メイヤーは、マサチューセッツ州西部出身の写真家です。産業の衰退、オピオイド問題、住宅問題などを背景にしたドキュメンタリー的視点と、詩的で神話的な描写が特徴です。