デンマーク人建築家、ヨーン・ウッツォンによる作品集です。スペイン・マヨルカ島に建てられた自邸「キャン・リス」を中心に、その空間と思想を丁寧に辿ります。地中海の光や風景に応答するように設計されたこの邸宅は、素材や配置のすべてが場所と深く結びついています。写真や図面、スケッチを通して、構想から日常の営みまでが静かに浮かび上がります。自然と建築の関係を見つめたエッセイや対話も収録され、ウッツォンの内面的な視点に触れながら、その詩的な空間を味わうことができる一冊です。
ページ数:120ページ
サイズ:24×28.5cm (hardcover)
・店頭にて展示しているため美品のご指定は承りかねます。
ヨーン・ウッツォンは、1918年生まれのデンマーク出身の建築家です。代表作であるシドニー・オペラハウスで広く知られ、20世紀建築を象徴する存在の一人とされています。自然環境との関係を重視し、光や風、地形に呼応する建築を追求した点が大きな特徴です。マヨルカ島の自邸「キャン・リス」では、その思想がより私的で詩的なかたちで結実しています。機能と美しさを超えて、場所の持つ感覚や空気をかたちにするその姿勢は、現在も多くの建築家に影響を与え続けています。