2023.06.02. Doyedang(陶芸堂) -スタジオのご紹介-

韓国・ソウルより『Doyedang』の器のお取り扱いがスタートいたします。コロナがやっと落ち着き海外渡航しやすくなった今年の4月、我々は彼らのスタジオがあるソウルを訪ねました。

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陶芸の先生としても活動しているイ・ギウォンさんと、その元で教え子として学んでいたチョン・スンウン。Doyedang(陶芸堂)は元々は師弟関係にあった2人で立ち上げられたセラミックブランドです。古い歴史がある陶芸という世界で伝統的な技術を残しながら現代のニーズに合わせた陶芸工芸の在り方を様々な土や釉薬、技法を使い模索し続けています。アイディアに行き詰まった時には、互いにヒントを出し合うことでフォローをし合いながら、少しづつ新たな作品を作り上げています。

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彼らのスタジオは韓国・ソウル市内西村(ソチョン)にあります。景福宮の西側に位置する西村は朝鮮時代から偉大な芸術家や画家などが暮らしていた街でした。この地域には今でも多くの韓屋(韓国伝統家家)が多く残り、歴史を感じる街の雰囲気がとても印象的です。彼らのスタジオにも韓屋の趣が残り、そこに違和感なく溶け込む美しい作品との調和が素晴らしい空間でした。

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スタジオを訪れると恥ずかしそうに出迎えてくれた2匹の保護猫『마봉(マーボン)』と『길봉(ギルボン)』。実はこの日は肌寒く、天気もあいにくの雨だったのですが、あたたかな作品とかわいい二匹に囲まれ、ゆったりとした時間の流れる晴れやかな1日となりました。

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多数の器や鉢がぎっしりと並んでいるスタジオ内。土台の土選び、釉薬の選択、焼成まで全ての工程において考え抜かれた作品は、日本人の我々にも馴染みの良い形や色合いで、どれをオーダーさせていただくか正直とっても悩みました。言葉の壁はありながらも、一つづつ釉薬の特徴や新しい作品作りにおける課題などを丁寧に教えてくださるウォンさんとスンウンさんの姿に心を動かされました。

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スタジオには食器のほかにも多くの鉢が並んでいました。この中よりセレクトした鉢たちを今回はグリーンコーディネーターの方にお任せして、ずっと大切に育てたくなるような特別な植物をご用意いたします。

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現地でセレクトしてきた作品の第一弾は来週の販売を予定しております。日常使いしやすい器から少し味のある作品までご用意しておりますので楽しみにお待ちください。