NEW | Marine Feuillerat

2020年夏
コロナによって私たちの生活が一変したその頃、
GF&CO.で新たにお取り扱いを始めたMarine Feuilleratさん。
それから少しずつオーダーを重ね、私たちの在宅時間に素敵な器を通して彩りを与えてくださいました。

marine1

前回のオーダーまではフランスで作陶されていましたが、今はオランダへと活動の場を移されています。
街の中をゆったりと流れる運河やどこまでも広がる農地、地平線へ沈んでゆく夕陽。
目に見える風景や肌で感じる空気感、Marineさんが受け取るオランダの色が新しい作品にも反映されているように感じます。

marine2

繊細に織り重なる釉薬の層に美しい風景を思わせる彼女の作品たち。
その豊かな創造性についてお話を伺いました。
彼女から送られたオランダの美しい風景の写真を添えてご紹介いたします。

marine3

日常のためのオブジェクトを作ることが好きだという彼女。
なかでも粘土ならではの自由と無限の創造性に強く惹かれ陶芸を始めました。

日常の中で使うことを前提とした彼女のものづくりはまさに実用的。
今回オーダーしたマグカップも、その容量や持ちやすさから彼女の心遣いが感じ取れます。

marine4

通常のマグカップよりも大きいサイズ。
長い映画を見ながらや
友人を招いておしゃべりしながらと、
ゆっくりたっぷりとコーヒー、ティータイムを楽しめます。

marine5

釉薬の変化によって生まれる豊かな色彩は彼女の日常を取り巻く自然の営みや風景が表現されています。
主に異なる3つの原材料を混合して開発される釉薬は、1回ずつその配合を変えながら何回もテストピースを作成し、欠陥のない釉薬を完成させるためにさらに他の材料を追加したりと、彼女の尽きることのない創造性が美しい釉薬の景色を生み出しています。
彼女のお気に入りは「夕焼け」の釉薬。
刻々と光が移ろい、淡く混じり合う夕焼け空の色が表現されています。
毎日、そして毎秒変化していく夕方の空のように同じ釉薬でも毎回の焼成で出来上がるものは一つずつ異なり、その色の変化に彼女自身も驚きと喜びを感じるようです。
およそ6年前に開発したこの釉薬も、フランスからオランダに移り住んだ今、新しい夕焼けの色を見て少しずつ変化しているのかもしれません。

marine6

 

『when we want we can and when we can we must do it !』

「やりたいと思ったらできるし、できるときにやらなければいけない!」
日本に向けてメッセージを求めると彼女は有名な陶芸家Lucie Rieの言葉を残してくれました。
まさに彼女の生き方を表しているようですね。


彼女の作品、言葉、写真からその創造的人生が垣間見えてきました。
私たちの日常にも馴染み、使う時間がより豊かになるMarine Feuilleratの器。
皆様の毎日に加わる時を楽しみにお待ちしております。

オンライン千駄ヶ谷店