2026/01/05 - イェンユウ -

一昨年、私たちのお店で初めてご紹介した陶芸家イェンユウさん。
台湾出身の彼女は、ワーキングホリデーをきっかけに来日し、陶芸に出会いました。
陶芸を学んだ岐阜県多治見市を拠点に作陶を続けてきた彼女は、一昨年の秋、その地を離れ、新たな拠点として京都を選びました。
紅葉が美しい昨年11月、その新しいアトリエを訪ねました。

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京都市内の路地にあるアトリエは、多治見で目にしていたシェアアトリエとはまた異なる、静かで落ち着いた空気に満ちていました。
整然と並ぶ道具、そしてゆっくりと流れる時間。
その空間に身を置くと、彼女の器に感じていた穏やかさや奥行きが、この場所と深く呼応していることが自然と腑に落ちます。

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多治見市陶磁器意匠研究所で学び、多治見で作り続けてきた時間。そして今、京都という新しい土地で迎えている変化。
環境が変わっても彼女の芯にあるものは変わらず、むしろその表現は、より静かに、より深く成熟しているように感じました。

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脆く、そして力強い自然の姿。
イェンユウさんの器には、その相反する要素が静かに共存しています。

異国の地で暮らし、ものづくりを続けていくこと。さらに拠点を移すという決断は、決して簡単なことではないはずです。それでも彼女は行動し、日本という国を選び、陶芸という道を進んでいます。
イェンユウさんが陶芸で表現する、美しい景色。
その静かな魅力を、ぜひご覧ください。

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